
お金があまりないけど、ニュージーランドでワーキングホリデーをしてみたい
英語はほとんど話せないけど、ファームジョブで働くことはできるの?
ファームで働くと毎月どれくらい貯金ができるの?
ニュージーランドでワーキングホリデーをする上で、こういったことが気になる方も少なくありません。
この記事では、「お金を使わずに、お金を増やしたい!!」
という思いだけで、現地の人の英語がほとんど聞き取れないままニュージーランドに到着したボクが、ニュージーランドのキウイファームで働いてみた結果、
・入国後の1週間でどうやって仕事を見つけたのか? ・どんな1日を過ごしていたのか? ・英語が話せなくても仕事ができたのか? ・いくら稼げて、いくらで生活できるか?
について解説します。
①キウイファームジョブの仕事を探した方法
キウイファームの仕事以外でも、基本的にファームの仕事を探す際には、
backpackerboardと呼ばれる掲示板で探すことがおすすめです。
backpackerboardより
他にも、
・PickNZ
・nzpocketguide
・seekNZ
・Trade Me
・Facebook
などでも探すことができますが、
backpackerboardが一番探しやすく、求人も多いので、backpackerboardで十分です。
Backpackerboardを使ってファームの仕事を探す手順としては、
⑴カテゴリーからファームジョブを選択する
⑵応募資格、時給、その他(宿泊施設や送迎の有無)を確認
⑶条件が合うところに複数応募
⑷電話番号が書いてあれば、電話番号宛にSMSを送る
という手順で、10分もあれば十分応募ができます。
ここで、まだあまりニュージーランドに慣れていない場合は、宿泊施設の提供があるところを選びましょう。
そうすることで、家探しをする必要がなくなります。
ファームジョブの応募方法の詳細はこちら
②キウイのファームジョブ生活の1日
ここからは、実際にキウイファームで働いた時の1日の流れを紹介します。
ちなみに、当時のボクは、職場から提供されたシェアハウスに住んで、そこのハウスメートの車に乗せてもらい出勤してました。
午前7時
起きて、朝食を食べて、着替えます。
職場が提供しているシェアハウスに住んでいたので、ほかのハウスメイトも、同じ時間にご飯を食べて、準備をするので、いろんなところが渋滞しています。
午前7時30分

車を持っているハウスメイトの車でキウイフルーツのファームに向けて出発します。
午前8時

キウイフルーツのファームでピッキングの仕事が開始します。
ここから2時間半、休憩なしで、キウイフルーツをひたすらピッキングします。
午前10時30分

1回目の休憩です。
15分なので、間食したり、トイレに行ったり、
みんなと雑談したり、昼寝したり、過ごし方は自由です。
午後10時45分

ここからお昼休憩の13時までひたすらピッキングします。
午後1時

お昼休憩が30分あります。
ここでは、お昼ご飯を食べます。
基本的には、近くにご飯を買ったり食べたりできる場所はないため、
サンドウィッチやパスタなどを弁当箱に入れて持って行って、それを食べていました。
午後1時30分

お昼休憩後、ピッキングが再開します。
お昼休憩後なので、体力は回復していて、快適です。
午後3時30分
ここで15分の休憩が入ります。
午後3時45分

ここから残りのピッキングをやります。
ボクの職場では、ピッキングが全て終わらなくても、5時30分ごろにはだいたい終わっていました。
午後5時30分

車を持っているハウスメイトの車で、シェアハウスまで移動します。
途中でスーパーに買いものに寄ることもあります。
午後6時

シャワーを浴びたり、夕食を作って食べたり、翌日の弁当を準備したり、洗濯をしたり、ハウスメイトとカードゲームをしたり、映画を観たりして過ごします。
午後10~11時

体力仕事なので、翌日の仕事に備えて11時前には寝ている人が多かったです。
③いくら稼げて、いくらで生活できるか?
まずいくらで生活できたかですが、
シェアハウスに住んで、自炊をすると平均でこれくらいの生活費になります。

いくら稼げたかですが、ボクのキウイファームでは時給が最低時給がNZ$26(約2200円)で、1日8時間ピッキングをして働くので、1日で1万7600円。
1週間に5日間働くと1週間で8万8000円稼ぐことができます。
しかし、実際には、ボクがいたシーズンは例年以上に雨が多く、フルタイムで働けないことも多かったので、
1週間に4日くらい働いてNZ$700~800(約6~7万円)というのが平均的でした。
それでも、1か月10万円以下で生活していたため、1か月で10日以上働けば、1か月の生活費を賄うことができ、雨で仕事ができない日が多くても、結果的に1か月間で10万円くらいは貯金をすることができました。
④英語が話せなくてもできるか
「英語が話せない」と言う日本人はたくさんいらっしゃいますが、
(ボクから見たら、皆さん十分話せていますw)
ボクは職場のスーパーバイザーの指示の9割が聞き取れず、周りの状況を把握することも困難でした。
幸い、キウイフルーツのピッキングの仕事は、
・キウイの茎の部分を捻じって取る
・自分のピッキングバッグに入れる
・いっぱいになったら大きな箱に入れに行く
というだけだったので、それでも、仕事自体はできました。
その一方で、
・今はこの列のキウイは採らなくていい
・向こうのベイ(場所)に行ってほしい
・今日はグリーンキウイだから、ゴールドキウイと違って、ワイヤー3つ分の範囲で採るんだよ
みたいな内容を聞き取ることが難しく、迷惑をかけたこともありました。
とはいえ、ほとんどは1パターンか2パターンほどしかないため、一度理解できれば、難しいことはほとんどありませんでした。
また、ボクの働いていたファームには1人だけ日本人の方もいたので、その方に日本語で確認をすることもしていました。(作業中は場所がバラバラなことも多かったので、しょっちゅう聞けたわけではなりませんが)

⑤貯金0、英語力0のあなたにおすすめか?
ここまでの話をまとめると、
貯金が0(もしくはほとんどお金を使いたくない)の方にとっては、10日以上働けば、生活費を賄うことができ、それ以上働けば自然に貯金ができます。
そして、英語が話せなくても大丈夫かどうかについては、
「最初は迷惑をかけてしまうこともあるけど、ピッキングなら単純作業なのでできる。」
とボク自身は思っています。
実際、キウイフルーツのピッキングをはじめ、フルーツのピッキングの大変さは、英語よりも、単純作業を肉体的に続けることの大変さの方がよく感じていました。
また、ボク自身は経験していませんが、知り合いの方の中には仕事を始めたけど、英語力や体力的な面で、スーパーバイザーから断れたり、自分から途中で辞める選択をすることも出てくるかもしれません。
しかし、(少なくとも冬以外のシーズンの)フルーツのピッキングの仕事に関しては、
たくさん仕事がありますし、会社もたくさんあります。
そして、前の仕事をすぐに辞めたのか、解雇されたのかは問われません。
(前の職場でピッキングの仕事をしたとアピールすることはできます。)
つまり、たとえ最初の仕事でうまくいかなかったとしても、それが今後のマイナスになることはなく、デメリットは事実上ないので、どんどん次から次へとやることをおすすめします。
ボク自身も、職場を変わるたびに、前回やったことを生かしながら、成長することができています。
今回はニュージーランドのキウイファームの仕事で
・入国後の1週間でどうやって仕事を見つけたのか?
・どんな1日を過ごしていたのか?
・英語が話せなくても仕事ができたのか?
・いくら稼げて、いくらで生活できるか?
について紹介しました。
ぜひこの話を読んで、自分にもできそう、やってみようと思ってもらえたら幸いです。
これから、ニュージーランドのワーキングホリデーに向けて準備を始めようと思っている方は、
ボクがニュージーランドのワーキングホリデーのために準備をしたことを全て時系列順に公開しているので、併せてご覧ください。
【完全版】NZワーホリ準備のやることリストと準備スケジュール
また、既にニュージーランドに入国していて、ファームジョブをしてみたいと思っている方は、ファームジョブの探し方の詳細記事をご覧ください。