クレジットカードの海外旅行保険を使い方と実際の流れについて解説します。
クレジットカードの海外旅行保険はお得らしいけど、
実際に使えるのか心配‥
実際にどう使うのか知りたい
という方が「クレジットカードの海外旅行保険の使い方が分かった」と思えるように解説していきますので、最後までお付き合いください。
事前準備
⑴海外旅行保険の付いたクレジットカードの準備
クレジットカードには、海外旅行保険が付いている場合が多いですが、年会費が無料でかつ十分な細賞金額が設定されているクレジットカードはそれほど多くはありません。
今回は年会費が無料且つ、ケガや病気の場合にも200万円以上カバーできるエポスカードの例で説明していきます。
ちなみに、クレジットカードの選び方が分からないという方は、海外旅行保険がついたクレジットカードの選び方の詳細記事を先にご覧ください。
⑵海外旅行保険の説明書を管理
クレジットカードが手元に届いたら、クレジットカードに付いている海外旅行保険についての説明書を、オフライン用とオンライン用で保管しましょう。
というのもの、いざ保険会社に連絡しようという時に、インターネットがないと見れない場合だと、連絡が遅れてしまう場合がありますし、一方でオフライン上の情報だけだと、紛失してしまう可能性もあるため、オンライン用とオンライン用で両方準備をしておくことをおすすめします。
ちなみに、エポスカードの場合は、公式サイトにこのように掲載されています。
EPOS Net公式サイト「海外旅行傷害保険」より
具体的な保存場所としては、それぞれこんな感じです。
●オフライン上:スマホの端末自体にダウンロード、紙で印刷 ⇒WiFiがないところでも、説明書を見ることができます。 ●オンライン上:GoogleドライブやDropBoxに保存 ⇒スマホの端末や印刷した紙をなくしても、説明書で連絡先などを確認できます。
ちなみに、この説明書自体のページ数は多いですが、実用的なページとしては、
・連絡先
・保険金請求に必要な書類
のページくらいです。
エポスカード海外旅行傷害保険の「ご利用のしおり」p.6より
エポスカード海外旅行傷害保険の「ご利用のしおり」p.30より
そして、病気であっても、あるいは事故であっても、皆さんがまず一番最初にやることは、保険会社に電話で一報を入れることです。
そこで病院の手配や現地の警察から事故証明をもらうなど、保険会社の方から案内される形になります。
⑶電話のかけ方の準備
というわけで、何かが起きた時に、保険会社に電話連絡をする重要性が分かったと思うので、電話をすぐにかけられるようにするための準備のしかたについて解説していきます。
基本的にニュージーランドでワーキングホリデーをする場合は、ニュージーランドで使えるSIMカードも持っているはずなので、ニュージーランドのフリーダイヤルから電話をかけることができます。
一方で、他の国へ短期旅行や短期留学などで、現地のSIMカードを購入していない場合は、フリーダイヤルで電話ができないため、SkypeのSkypeクレジットというサービスを使って「81」から始まる日本のコールセンター直通の電話番号にかけることになります。(1分あたり約3円です。ボクの場合は30分の通話で90円くらいでした。)
エポスカード海外旅行傷害保険の「ご利用のしおり」p.7より
ちなみに、Skypeクレジットは、Skypeのホーム画面の名前の横の値段が書いてあるところをクリックすると、購入画面に進めます。
さらに、ニュージーランドのワーホリなどのように、特定の国にしか行かないことが決まっていれば、その国のフリーダイヤルを電話帳に保存して、複数の国を周遊したり、現地のSIMカードを購入せずに滞在するため、保険会社に連絡する際に、Skypeクレジットの電話を使う場合には、Skypeの方に日本のコールセンター直通の電話番号を登録しておくと、いざという時にすぐに書けることができます。
余裕がある方は、いざという時の窓口となる電話番号の登録を電話帳やSkypeの中でしておきましょう。
実際に保険を使う方法
ここでは、風邪を引いた時の例で解説をしていきます
(基本的にはケガや事故が起きた場合も、電話連絡をすることは変わりありません。)
⑴保険会社に電話
電話のかけ方は、SIMカードの有無によって変わりますが、以下の通りです。
・その国のSIMカードを持っている場合は、SIMカードを使って、現地のフリーダイヤルにかける。
・現地のSIMカードを持っていない場合は、Skypeクレジットを使って日本のコールセンター直通の国際電話にかける。(1分で約3円。)
電話でボク自身が実際に聞かれた質問は以下の通りです。
・症状が出始めた日 ・症状 ・公共交通乗用具(飛行機や電車など)の支払いに使った金額 ・支払先 利用明細に書いてある店名(飛行機ならTrip.comなど) ・決済日 ・カードに書いてある16桁の番号 ・出国日 ・帰国予定日
これらの質問に答えた後、提携病院を確認と、保険の対象かどうかの確認のため、1時間半~2時間後に折り返しが来ます。
折り返しの電話の時点で、保険の対象であることと、病院の案内をされます。
⑵病院で診察する
保険会社の方から病院の予約を取ってもらえるため、予約した時間に病院に行きます。
今回は、ジャパニーズヘルプデスクに行ったので、医師の方は現地の人でしたが、日本人の通訳の人もいました。
今回のケースにように、比較的大きな町で、日本の保険会社が提携を結んでいる病院であれば、キャッシュレス&通訳ありで受診できる可能性があります。
とはいえ、実際問題、風邪であれば、ある程度具体的な日にちと症状が自分の中で理解できていれば、Google翻訳等で症状を伝えることはできるので、基本的には問題はないと思います。
ちなみに、ボクの場合は、風邪で喉と鼻に症状があったため、それに対する薬が処方されました。
点鼻薬やのど飴も欲しいと伝えたら、一緒に処方してくれたので、もし余裕があれば、追加でお願いしておくと、次回の風邪の時にも使えるので、おすすめです。
⑶診察後の手続き
今回はキャッシュレスでの診察だったため、病院で診察をしたら、支払いがなく、そのまま薬だけ持って帰っておしまいでした。
仮にキャッシュレスの診察が受けられなかった場合も、
・パスポートのコピー ・医師の診察書(治療費が10万円以上の場合) ・治療費の明細書、領収書 ・その他(Eチケットのコピーなど)
上記のような資料とともに、保険会社から指定された「保険金請求書」(説明書の巻末にある)に記入して提出すれば大丈夫です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回、個人的にはじめてクレジットカードの海外旅行保険を海外で使ってみましたが、基本的には電話連絡をすれば、あとは全て手配してくれて、なおかつ無料で診察と薬をもらうことができたので、クレジットカードの海外旅行保険はとても便利だと実感しました。
エポスカードをはじめとする一部のクレジットカードは、海外に渡航する飛行機代をクレジットカードで決済すれば、3か月間は海外旅行保険が無料で利用できるため、海外旅行やワーホリなどで海外に渡航される方は、この機会に年会費が無料で、しっかりした補償が付いているクレジットカードを準備しておきましょう。