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ニュージーランドのファームジョブの探し方と申し込み手順【2日で決まる】

ニュージーランドのファームジョブの探し方と申し込み手順について解説します。

せっかくニュージーランドに来たのだから、
働いてみたい!!
でも、英語力に自信がない…

という方にとって、ファームジョブ(農作業)は、おすすめの選択肢の一つです。

とはいえ、ファームジョブと言っても、
どこのエリアでどの時期に、どんな仕事があるの?
ファームジョブはどうやって探したらいいの?
比較的きつくないファームジョブはどれ?

ということが気になると思うので、この記事で解説していきます。

①ファームで働くために必要な3つの現地手続き

ファームで働くために必要な現地手続きは次の3つです。
⑴SIMカードの購入
⑵銀行口座の開設
⑶IRDナンバー(納税者番号)の申請

⑴SIMカードの購入

ファームの仕事に申し込む時だけでなく、「⑵銀行口座の開設」や「⑶IRDナンバーの申請」の時にも必要となります。
また、仕事が始まってからも職場によっては、SMSで連絡が来るので必須です。
SIMカードは空港でも、count downなどのスーパーマーケットでも購入することができますが、空港で販売されているSparkのトラベルSIM(3か月10GBでNZ$49)が割安でおすすめです。
SIMカードの選び方や購入方法の詳細記事はこちら

⑵銀行口座の開設

仕事に就いてから、給料をもらう時の振込先としても使います。
また、仕事に申し込む時に提示を求められる場合もあります。
※Wiseという海外送金サービスでも、ニュージーランドの給料をもらうことのできる口座をオンライン上で作成することができますが、ニュージーランド内に実店舗のないため、仕事先で登録に使えない場合があるため、ANZ銀行やKiwibankなどの現地の銀行口座を開設しましょう。
ANZ銀行だと、日本にいる間にオンラインで口座開設ができて、現地で本人確認をすれば、すぐに使えます。
ANZ銀行の口座開設方法の詳細記事はこちら

⑶IRDナンバーの申請

納税者番号という日本のマイナンバーにあたるものです。
給料をもらう際に所得税などの税金を管理するために必要になり、仕事に申し込む時に提示を求められる場合もあります。
IRDナンバーはオンラインで10分ほどで申請できますが、申請から発行までに1~2週間かかる場合もあります。発行までに時間がかかっている場合は、申請中の段階で仕事を探し始めたり、働き始めたりすることも仕事先によっては可能です。
IRDナンバーの申請方法の詳細記事はこちら

②ファームジョブでおすすめの仕事・時期・地域

ファームジョブをしようにも、どの時期にどんな仕事があって、どのフルーツの仕事がおすすめなのか、分からない方も多いと思うので、時期ごとのおすすめの仕事と地域を表にしました。

ここで、おすすめとしているのは、比較的稼ぎやすくて、かつ肉体的にきつすぎない仕事です。ファームジョブの中には、ピッキング(収穫)、パッキング(梱包)、プルーニング(剪定)、プランティング(苗植え)などの仕事がありますが、ここでは単純作業で募集の枠も多い、ピッキング(収穫)の仕事を紹介しています。また、アップルなどは「はしご」を持って移動しなければいけなく、アスパラガスなどは腰をかがめて作業をしなければならないため、「はしご」がいらず、作業時の態勢も比較的立ったまま行えるものを選びました。

とはいえ、ブルーベリーピッキング以外は、人によってはハードに感じるかもしれません。ボク自身もキウイフルーツのピッキングの仕事をしましたが、最初の1週間は筋肉痛になりました。

それでも、これらの4つは日本人の女性の方も何人かいる職場だったため、全員男だけのファームジョブに比べれば比較的ハードルは低いです。

4月からニュージーランドでワーキングホリデーに来た場合は、
4~6月にTe Puke(テプケ)でキウイフルーツのピッキング
6~10月にNorthland(ノースランド)でオレンジかマンダリンのピッキング
10~12月にBlenheim(ブレナム)でさくらんぼのピッキング
12~2月にCromwell(クロムウェル)でさくらんぼのピッキング
・さくらんぼのピッキングが終わった2~4月にHastings(ヘイスティングス)でブルーベリーピッキング
という流れで仕事を変えていけば、1年間その季節のフルーツのピッキング(収穫)の仕事ができます。

ここに書いてあるフルーツ以外にも挑戦してみたい、という方は、ファームジョブの求人のおすすめサイトであるbackpackerboardにも、フルーツの種類ごとの収穫時期と地域が紹介されているので、見てみてください。

③ファームジョブの申し込みの手順

ファームジョブを探す場合は、backpackerboardが断然探しやすいです。

backpackerboardの他に、
・PickNZ   ・nzpocketguide
・seekNZ   ・Trade Me
・Facebook
などでも探せますが、実際、ファーム先で会った人のほとんどは、backpackerboardで仕事を探していました。

「backpackerboard」でファームジョブの求人を探す場合、
上部のタブの中から、「仕事」→「果物狩りとパックハウスの仕事」をクリック。

求人を出しているファームジョブが出てくるので、興味のある職名のものは「クイックビュー」をクリック。

時給や応募条件、仕事内容、宿泊施設や交通手段の提供の有無などの詳細情報を確認できます。

自分の条件に合いそうところが見つかれば、「今すぐ申し込む」をクリック。

※申し込んだ全ての職場から連絡が来るわけではないので、少しでもいいと思ったら申し込みましょう。

応募フォームに沿って、「名前」「メールアドレス」「電話番号(ニュージーランド)」「ビザの種類」「雇用主へのメッセージ」を入力。

ちなみに、「雇用主へのメッセージ」で何を送ったらいいか迷われる方もいると思うので、ボク自身の書いたメッセージを載せておきます。

【宛先】
Dear (相手の名前)

【書き出し】
I hope this message find you well.
I'm (自分の名前). I'm a Japanese with a working holiday visa.

【本文】
I find your job offer very attractive and would like to apply.
I would like to start working from around April 7th.Because I'm staying at Airbnb in Auckland until 7th, and I'm applying for an IRD number now, so I will be able to obtain an IRD number in a few days.

Also, if you want me to start working sooner, please let me know because I want to do it as soon as possible.

Also, if you don't mind, could you tell me the details of the accommodation and transportation that you provide?
For example, price, number of people per room, etc.

【結び】
I hope I can hear from you.
Best regard.

【署名】
(自分の名前)

日本語での意味はこんな感じです。

【宛先】
(相手の名前)様

【書き出し】
お元気でお過ごしのことと思います。
私は(自分の名前)です。 私はワーキングホリデービザを持つ日本人です。

【本文】
あなたの求人はとても魅力的だと思い、応募したいと思っています。
4月7日くらいから働き始めたいのですが、7日までオークランドのAirbnbに滞在していて、今IRDナンバーを申請しているので、数日中にIRDナンバーを取得できると思います。

また、できるだけ早くやりたいと思っているので、もっと早く仕事を始めてほしいということがあれば教えてください。

また、差し支えなければ、宿泊先や交通手段などの詳細を教えていただけますか?
たとえば、料金、一部屋あたりの人数などです。

【結び】
ご連絡いただければ幸いです。
宜しくお願いします。

【署名】
(自分の名前)

【書き出し】と【結び】の文は、「英語 メール 書き方」で検索して出てきた文をそのまま使いました。
【本文】には、
・応募理由
・過去のファームでの勤務経験(ないので、書いてない)
・いつから働けるか
・いつまで働けるか(未定だったので、書いてない)
・質問や確認したいこと

などを書きました。

この辺りは人それぞれだったので、一つの参考にしてもらえればいいと思います。

また、詳細情報の中で「担当者の電話番号」が書いてあれば、同じ文章を記載されている電話番号宛にSMSを送ることをおすすめします。

経験上、応募フォームよりもSMSから返事が来ることの方が多いですし、SMSは日常的に使っている場合が多いため、返信をもらえる可能性が上がります

ちなみに、ボクの場合は先ほど紹介した「雇用主へのメッセージ」をSMSで送信したところ、身長とどれくらいの期間働けるか、を確認する返信が届きました。

その後、2人部屋か4人部屋かを選択して、到着日と勤務開始日を確認したら、住所を教えてもらい、仕事が決まりました。

人によって多少の内容の違いはあると思いますが、ファームジョブの場合は、大体このような感じでサクッと決まることが多いです。

また、軍手や作業用ブーツ(防水)、レインコートなどの必要な持ち物も、現地に到着する前に確認しておくといいです。

ボクの勤務していたところでは軍手の提供はあり、服装は自由だったので、特別準備をする必要はありませんでした。ほかのファームで働いていた人の話を聞く限り、必須で準備しなければいけないものは、基本的にはなさそうですが、
・軍手
・作業用ブーツ(防水)
・帽子
・レインコート

は持っていると便利なので、準備しておくことをおすすめします。

また、現地に着いてから、雇用契約をする関係で、
・パスポートのコピー
・ビザのコピー
・銀行口座番号(番号のみ)
・IRDナンバー(番号のみ)

も準備しておきましょう。

ファームジョブの勤務場所は、比較的田舎の地域が多いため、近くに印刷できる場所や大きなショッピングモールがない場合が多いです。

補足:車は必要?/仕事探しの前に家探しは必要?

⑴車は必要?
ファームジョブについて、インターネットで検索すると、「車は必須」という記事が多いです。
確かに車があると便利ですし、車がないと応募できない会社もそこそこあります。
ですが、ボク自身は車を持たずに、会社からの送迎で、必要に応じでハウスメイトに買い物に連れていってもらい、不自由なく生活できました

また、車を持たずにいくつかのファームジョブの仕事をしている人にも何人か出会ったので、仕事選びや日常生活で制限はありますが、必ずしも必須ではないように思います。

一方で、車を購入する場合は安くても20万円ほどはお金がいりますし、ガソリン代や自動車保険などのランニングコストもかかります。
また、安く買えば買うほど、不具合も起こりやすく、車を持っていたハウスメイトの何人かは、何度も車の修理に時間とお金をかけていました。ですので、お金に余裕がない場合は無理して購入しなくても、いったん車なしでファームジョブを経験してから判断してもいいと思います。

⑵仕事探しの前に家探しは必要?
フルーツピッキング(果物などの収穫)の仕事の場合は、宿泊施設を提供している会社もあるため、家探しは必須ではありません。

一方で、パッキング(梱包)の仕事の場合は、パックハウス(工場)での勤務で、宿泊先を提供してくれる会社は少ないので、住む場所を探してから仕事を探したほうがいいです。

そういった面からも、初めての仕事探しの際は、宿泊施設と交通手段を提供してくれる求人に応募するのが、おすすめです。

今回は、ニュージーランドのファームジョブの探し方と申し込み手順について解説しました。
ニュージーランドでは日本よりも高い時給で働けるチャンスもあり、ファームジョブの場合は、地方に住む場合がほとんどなので、貯金がしやすいです。

まだ、仕事探しを始めるための手続が済んでいない方は、ニュージーランドで働くために必要な3つの現地手続きを読んで、必要な手続きを済ませましょう。
また、ニュージーランドに来て、生活費を抑えた自炊に挑戦したい方は、ニュージーランドの自炊のコツと1週間で7000円以内の自炊メニューをご覧ください。