ニュージーランドで働くために必要な3つの現地手続きについて解説します。
ニュージーランドへのワーキングホリデーには、航空チケット代をはじめ、旅行保険や最初の滞在先の宿泊費用など、出費も多くかかり、手持ちのお金も少なくなってしまいがちですよね。
だからこそ、
ニュージーランドに着いてから、すぐに働き始める方法が知りたい
ニュージーランドで働くために必要な手続きには何があるの?
という方に向けて
この記事では、
ニュージーランドで働くために必要な3つの現地手続き
3日間で仕事獲得できたボク自身の実体験
について解説していきます。
①ニュージーランドで働くために必要な3つの現地手続き
働くために必要な現地手続きは次の3つです。
⑴SIMカードの購入
⑵銀行口座の開設
⑶IRDナンバー(納税者番号)の申請
⑴SIMカードの購入
銀行口座の開設やIRDナンバーの申請時に必要です。
また、仕事を申し込む時に、電話番号のSMSを使って申し込む場合もあります。
さらに仕事が始まってからも職種によっては、SMSで連絡が来るので、必須です。
⑵銀行口座の開設
仕事を申し込む時に必要です。
当然ですが、仕事に就いてから、給料をもらう時の振込先としても使います。
また、Wiseという海外送金サービスでも、ニュージーランドの給料をもらうことのできる口座をオンライン上で作成することができますが、ニュージーランド内に実店舗のないため、仕事先で登録に使えないと言われる場合も少なくないため、ANZ銀行やKiwibankなどの現地の銀行口座を開設しましょう。
⑶IRDナンバーの申請
仕事を申し込む時に必要です。
場合によっては申請から発行までに1~2週間かかる場合もありますが、申請中の段階で仕事を探し始めたり、働き始めることも仕事先によっては可能です。(その場合は、オーナーに伝える必要あり)
②到着してから仕事獲得までの流れ(体験談)
ここからは、実際にニュージーランドに到着してから、これらの手続きをして、仕事を獲得するまでの流れを紹介します。
1日目(入国日):SIMカードの購入
2日目:ANZ銀行で口座開設手続き
3日目:IRDナンバーの申請&仕事の申し込み
4日目:IRDナンバーの発行完了&応募先の担当者と連絡
5日目:キウイのピッキングの仕事が決まる
厳密に言うと、ボクの場合は入国してから3日はオークランドの観光などをしていたため、全ての手続きを終えたのは入国してから8日後だったのですが、ここでは観光などに使った3日間を省いた5日間を紹介します。
1日目(入国日):SIMカードの購入
入国した後、到着ロビーでSparkとVodafoneというニュージーランドの二大キャリアの店舗があります。
空港で購入できるトラベルSIMは、スーパーや電気屋さんで購入できる格安キャリアのSkinnyのプリペイドプランよりもお得だったので、空港でSparkのトラブルSIMを購入して電話番号を取得しました。※SparkとVodafoneのトラベルSIM:3か月10 GBで$49
※Skinnyのプリペイドプラン:1か月1.25GBで$16
本当に空港のトラブルSIMがお得なの?
もっと詳しく知りたい!!
という方は、「ニュージーランドワーホリでコスパ最強のSIMはコレ」をご覧ください。
2日目:ANZ銀行で口座開設手続き
IRDナンバーを申請する場合に、銀行口座の情報が必要なため、銀行口座の開設から行いました。
ニュージーランドの銀行口座にはANZ銀行以外にも、KiwibankやBNZなどがありますが、入国前に日本からオンラインで申し込める&口座維持手数料が無料のプランもあるANZ銀行で口座開設をしました。
オンライン申請する際に必要なことも
⑴応募フォームに入力
⑵ANZ銀行から届いたメールに回答&来店予約
を行うだけなので、1~2時間程度あれば申請作業は完了するため、そこまで難しくありません。
また、来店した際に行う口座開設手続きは
⑴必要書類(パスポート、ビザのデータ、住所確認書類)を持っていき、コピーを取ってもらう
⑵個人確認を行い、VisaデビットカードまたはEFTPOSをもらう
⑶オンラインバンキングの登録をする
⑷「銀行取引明細(bank statements」を発行してもらう(IRDナンバー申請時に必要)
という手順で行いますが、⑴~⑶は職員の方と一緒に言われた通りにするだけなので大丈夫です。
また、「⑷「銀行取引明細(bank statements」を発行してもらう)」ことも
・ATMでお金を入金する
・ATMでお金を出金する
・窓口で「I want a bank statement.」と言って明細書をもらう
これだけのことで、1時間もあればすべての手続きは完了しました。
英語力に自信のない方でも問題なくできます。(英語力0のボクでもできました)
「ANZ銀行の口座開設の現地での手続き」の詳細はこちら
「ANZ銀行の口座開設のオンライン申請」の詳細はこちら
3日目:IRDナンバーの申請&仕事の申し込み(小見出し)
<3日目その1:IRDナンバーの申請>
ANZ銀行の口座開設ができたら、IRDナンバーを申請することができます。
IRDナンバーのオンライン申請は、必要な書類さえ手元にあれば10分ほどで完了できるので、銀行口座の開設が終わったら、その勢いでIRDナンバーの申請まで終わらせてしまいましょう。
ちなみに、IRDナンバーのオンライン申請に必要なものはこちらです。
・パスポート番号
・ビザのApplicationNumber
・ニュージーランドの電話番号
・ニュージーランド滞在先の住所(ホステルやAirbnb先の住所も可)
・ニュージーランドの銀行口座番号
・ニュージーランドの銀行の入出金の明細(アプリのスクショも可)
・日本のマイナンバーの番号
必要書類が手元に準備できたら、「Inland Revenue」というニュージーランドの国税局のウェブサイトへいきます。「Inland Revenue」のウェブサイトはこちら
ちなみに、Google Chromeなどのブラウザでは、サイトごと日本語に翻訳できるので、下のような感じで進めることができます。
ブラウザから、応募フォームへの入力へ進んでいき、画面を日本語に翻訳ができなくなりますが、一つ一つの文自体はGoogle翻訳できますし、難しい質問は基本的にありません。
それでも、IRDナンバーの申請の回答の仕方を詳しく知りたいという方は、こちらの詳細記事を参考にしてください。【10分で完了】ニュージーランドのIRDナンバーをオンラインで申請する方法
<3日目その2:ファームジョブの申し込み>
IRDナンバーの申請作業が終わった後、backpackerboardでファームジョブを申請しました。
仕事探しの方法としては
・trade me(現地のタウンワークのような求人サイト)
・nzdaisuki.com(日本語・日本人の求人で日本食レストランの求人が多い)
・Facebook(グループという機能を使って検索)
などがありますが、ファームジョブやホステルのハウスキーパーの場合は、backpackerboardが一番探しやすいと思います。
「backpackerboard」でファームジョブの求人を探す方法は
上部のタブの中から、「仕事」→「果物狩りとパックハウスの仕事」をクリック。
求人を出しているファームジョブが出てくるので、興味のある職名のものは「クイックビュー」をクリック。
時給や応募条件、仕事内容、宿泊施設や交通手段の提供の有無などの詳細情報を確認できます。
自分の条件に合いそうなところが見つかれば、「今すぐ申し込む」をクリック。
応募フォームに沿って、「名前」「メールアドレス」「電話番号(ニュージーランド)」「ビザの種類」「雇用主へのメッセージ」を入力。
キウイフルーツのピッキングをはじめ、ファームジョブでは、宿泊施設の提供や、宿泊施設から職場までの送迎を提供してくれるところもあるため、車を持っていない場合や、住む場所が決まっていない場合は、時給よりも宿泊施設と送迎を提供してくれる職場を優先的に応募することをおすすめします。
ファームジョブの探し方の詳細記事はこちら(後日、作成予定)
4日目:IRDナンバーの発行完了&応募先の担当者と連絡
<4日目その1:IRDナンバー発行の連絡>
IRDナンバーの申請をした翌日には、「Inland Revenue」(ニュージーランドの国税局)からメールが届き、IRDナンバーを取得できました。もちろん、時期やタイミング、それぞれの状況によって差は出ると思いますが、個人的にはそれなりに早かった印象でした。
<4日目その2:ファームジョブの応募先の担当者と連絡>
3日目に二つの職場に応募しましたが、二つとも応募フォームのメールアドレスの方には連絡がなく、電話番号に紐づいているSMSで連絡したところ、一つは全く返事が来ず、もう一つの方からのみ返事がきました。
返事が来た職場の担当者からは、身長やいつから働けるか、宿泊施設や送迎が必要かどうかを聞かれました。
5日目:キウイのピッキングの仕事が決まる
連絡をくれた担当者の方自身も、フルーツピッングの現場でスーパーバイザーとして働いていたため、返事は一日に2~3回だったこともあり、いくつか日をまたいで確認をして、無事連絡を始めた翌日には勤務日が決まりました。
以上がボク自身の実際にニュージーランドに到着してから、仕事が決まるまでの5日間の流れですが、
ニュージーランドで働くために必要な現地手続きである
・SIMカードの購入
・銀行の口座開設
・IRDナンバーの申請&発行
の3つの作業までであれば、最短で3日もあれば完了できるので、貯金を切り崩したくない方や、できる限り早く働き始めたい方は、日本でANZ銀行の口座開設をオンラインで申請しておいて、到着したらすぐに先ほど紹介した3つの手続きをすれば、1週間以内に働き始めることも十分可能です。
今回はニュージーランドで働くために必要な3つの現地手続きについて紹介しましたが、このサイトでは、英語力0・海外経験0・貯金0でも自力でニュージーランドのワーキングホリデーの準備や到着後の手続き、ほぼお金かけずに10万円でニュージーランドで生活ができるための方法を解説していますので、併せてほかの記事もご覧ください。