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二ュージーランドでパソコンが壊れてしまった時の対処法と捨て方

ニュージーランドでパソコンが壊れてしまった時の対処法と捨て方について解説します。

ニュージーランドにワーキングホリデーや留学などで、長期滞在していると、パソコンが壊れてしまうこともあります。そして、いざ自分のパソコンが壊れてしまうと、

・どうしたらいいか分からない…
・日本のパソコンを修理ができるのか、新しく購入できるのか知りたい
・ニュージーランドでパソコンを購入する場合、使えなくなったパソコンはどうしたらいいの?

と頭がパニックになりますよね(汗)

そこでこの記事では、ニュージーランドでパソコンが壊れてしまった時の対処法と捨て方について解説していきます。

①ニュージーランドでパソコンが壊れてしまった時にするべきこと

⑴パソコンが本当に壊れたか確認する
まずは、念のため、本当にパソコンが壊れてしまったのか、改めて確認しましょう。
ちなみに、パソコンの電源が入らなくなってしまった場合のセルフチェック方法を紹介します。

ⅰ.パソコンに電力が供給されているかを確認する
電源プラグがパソコンやコンセントから抜けていないか、もう一度、確認してみましょう。
ニュージーランドにあるコンセントは、日本の電圧100Vよりも大きいVの電圧のため、コンセント自身にスイッチがついていることもあるので、コンセントのスイッチが入っているかどうかも確認してみましょう。

ⅱ.バッテリーを外して、パソコンを起動してみる
バッテリーの接続不良の可能性もあるため、一度、パソコンの天板を裏返して、バッテリーを外した状態で、パソコンを起動してみましょう。

この後、再度バッテリーを装着してパソコンが起動する場合は、バッテリーの接続不良が原因だったため、引き続きパソコンを使うことができますし、バッテリーを装着するとパソコンが起動しない場合は、バッテリー部品の故障が考えられるため、バッテリーなしでパソコンを使用するか、バッテリーの購入や修理を検討することになります。

二つとも、とてもシンプルな方法ですが、意外にもこの二つを確認して、パソコンが起動するようになったことが僕自身は何度かあったので、一度試してみてください。

⑵壊れた原因や状態を把握する
壊れた原因を、自分なりに把握しておくと、修理を依頼する際にも、スムーズに手続きができたり、修理できるかできないかの判断をしてくれたりするので、おすすめです。

ちなみに、僕はパソコンのキーボードの上に飲み物をこぼしてしまったため、パソコンを1週間自然乾燥させましたが、電源が入らなくなってしまいました。

また、パソコンの寿命は一般的には5~7年と言われています。5年以上経っているパソコンであれば、ハードディスクや部品の劣化が原因として考えられます。仮にハードディスクや一部の部品を交換したとしても、ほかの箇所も劣化してきている可能性も十分に考えられるため、長く使っているパソコンの場合は、買い替えの検討をおすすめします。

②修理と購入の比較する

こちらが修理する場合と、新たに購入する場合の、「費用」「時間」「その他の留意事項」をまとめたものです。

あくまで、僕自身がニュージーランド北島のTaurangaで見てきた金額なので、地域や時期によっては多少変わってくると思いますが、大まかな目安としては、参考になると思います。

バッテリーの故障など、原因が分かっており、比較的簡単に直せそうな場合は、修理を検討してもいいかと思いますが、個人の家電店やWarehouse Stationaryでは日本で購入したパソコンの修理を受け付けておらず、家電専門店の「Noel Leeming」と「JB Hi-Fi」という二つのお店で修理の相談をしましたが、できないということでした。

そういったことを踏まえると、ほとんどの場合で、「新しく購入する」という選択が現実的な選択肢になってくると思います。

購入する場合も、ニュージーランド滞在中に、簡易的な文章作成やネット閲覧のみの使用であれば、
・メモリ4GB
・ストレージ128GB
でNZ$199の格安のパソコンでも十分
だと思います。

日本帰国後も、仕事などで、5年以上長期的に使うパソコンを購入したい場合は、
・メモリ8GB
・ストレージ254GB
・プロセッサー(CPU)が5以上
のある程度いいパソコンを購入した方がよい
かもしれません。

そして、そういったスペックのパソコンは、やはりニュージーランドで買おうとすると、10万円以上かかってしまい、日本のサイトから購入して、EMSや航空便を使って送ってもらった方がお得です。

ニュージーランドにいながら、日本のサイトからパソコンを購入する方法は「ニュージーランドでパソコンを購入する方法」の記事で解説しているので、日本のサイトからの購入を検討したい方はご覧ください。

日本で送ってもらえる家族や友人がいない人でも、海外配送代行サービスを使って送ってもらう方法も紹介しています。海外配送代行サービスを使って送ってもらう方法はこちら

※ちなみに、滞在先からGoogleマップで「computer repair shop」と検索すると、近くにあるパソコン修理屋を調べることができるので、どうしても修理を検討したい場合は、検索してみてください。
↓オークランドにあるパソコン修理屋(Googleマップより)

③使えなくなったパソコンの捨て方

Tech Collect NZの電子廃棄物収集サービスを使えば、無料で安全に回収してもらえます。

Tech Collect NZより

Tech Collect NZの電子廃棄物収集サービスについてはこちら

このサービスはニュージーランド各地で実施されているので、上記のサイトから、地域を検索すると、最寄りの回収場所を探すことができます。

Tech Collect NZより

ただし、Tech Collect NZのHPによると、データの削除は自分で行う必要があるということなので、以下事前にやることを示します。

事前にやること

(1)パソコン内のデータをフォーマットする
ⅰ.データを「ごみ箱」フォルダに捨ててから、ごみ箱フォルダを空にする
ⅱ.データを選択して「完全に削除」のコマンドを実行する
ⅲ.パソコンのフォーマット(初期化)を行う

(2)HDDやSDDのデータを削除する
ⅰ.パソコンの天板裏に書いてあるメーカーやモデルを確認する。

ⅱ.ドライブのモデルを検索エンジンに入力して、ドライブがハードディスクドライブ (HDD) かソリッドステートドライブ (SSD) かを調べる。

ⅲ-1.パソコンのドライブがHDDの場合(以下2つのうちの一つを実行する)
・「DBAN」という無料のソフトウェアをインストールしてデータを削除する
・パソコンを分解してHDDを破壊する

ⅲ-2.パソコンのドライブがSDDの場合
・SSD の製造元のソフトウェアをインストールして、データを削除する
具体的には、それぞれの製造元で以下のソフトウェアをインストールします。

▶「Adata」: https://www.adata.com/us/support/service-center/
▶「Corsair」:https://www.corsair.com/us/en/downloads
▶「Crucial」: https://www.crucial.com/support/storage-executive
▶「Intel」: https://www.intel.com/content/www/us/en/download-center/home.html
▶「Kingston」:https://www.kingston.com/en/support/technical/ssdmanager
▶「Micron」: https://www.micron.com/products/ssd/storage-executive-software
▶「OCZ」: https://www.kioxia.com/ja-jp/personal/support/legacy-products.html
▶「Samsung」:https://semiconductor.samsung.com/consumer-storage/magician/
▶「SanDisk」: https://www.westerndigital.com/support
▶「Seagate」:https://www.seagate.com/jp/ja/support/downloads/seatools/
▶「東芝」: https://www.kioxia.com/ja-jp/personal/support/legacy-products.html
▶「WD Western Digital」:https://support-en.wd.com/app/answers/detailweb/a_id/10346

引用:TechCollect NZより

ちなみに、SSDは物理破壊しても、データチップを完全に破壊できないことが多いらしく、安全な方法ではありません。

また、SDDのデータを消去することがうまくできなかった場合は、家電専門店の店舗に持ち込んで、相談してもいいと思います。

パソコンの電源がつかない場合の対応

先ほどの方法は基本的にはパソコンが起動する前提でのデータの消し方になりますが、僕自身もパソコンのキーボードに水をこぼして、パソコンの電源が一切入らなくなってしまったため、自分でデータ消去ができませんでした。

結論から言うと、ニュージーランドの家電専門店ではデータを削除できなかったので、データ流出などが心配な方は日本に帰国する際に、壊れたパソコンも一緒に持ち帰って、日本の業者に削除をお願いするのが、一番マシな選択かと思います。

というのも、僕自身、今回のパソコンの件で、Tech Collect NZのHPも隅々まで読んで、実際に回収場所である家電専門店の「Noel Leeming」にも相談しに行きましたが、「回収はできるけど、起動しないパソコンのデータを削除することができない」と言われました。

「Noel Leeming」の店員さんから、「HB Hi-Fi」という家電専門店に相談に行くといいよとアドバイスをもらい、そこでも相談をしましたが、そこでもできないという回答でした。

そこで、Tech Collect NZのHPの問い合わせページからメールで以下の3つの質問をしました。

1.パソコンの電源が入らない場合も、データが消すべきか?
2.データを消さずにパソコンを回収に出すと危ないかどうか?
3.今回のように、パソコンの電源が入らないパソコンユーザーは、通常どのように対応していますか?

返事は翌日には届きましたが、以下のような回答で、コンピューターサービスセンター(パソコンの修理屋)に持っていくしかないという感じでした。

1.はい、データを削除する必要があります。
2.データの安全性を保証するものではありません
3.コンピュータ サービス センターに商品を持って行っていただけると助かります。

Tech Collect NZの返信メールより

日本では、リネットジャパンやソフマップでデータの削除ができるため、もし心配な場合は日本帰国時にデータを削除したり、実家に壊れたパソコンを日本に送っておくのも一つの手だと思います。

また、大したデータやパスワードを入力していない、そんなに気にならないという方は、そのまま回収に出すのも一つの手です。

※家電専門店で聞いても、データが消せない、方法がないということなら、よほどのことがない限り、復元されることはなさそうな気はしますし、現地の人はそこまで神経質に考えていなさそうにも思えます。

また、パスワードは仮に流出してしまったとしても、銀行やクレジットカードなどは、二段認証やワンタイムパスワード、PINが必要なので、お金を取られることや決済されることは基本的には考えにくいとも思います。

とはいえ、データを消去せずに回収に出すことは推奨されていませんので、何か問題が起きれば自己責任となります。ちなみに、ボク自身は心配症なので、日本に帰国したときに、リネットジャパンなどを利用して安全にパソコンを破棄する予定です。

今回は、パソコンが壊れた時の対処法と捨て方について紹介しましたが、パソコンの購入については、「ニュージーランドでパソコンを購入する方法」という記事で詳しく紹介ているので、併せてご覧ください。
こちらの記事では、ニュージーランドでパソコンを購入した場合と、日本でパソコンを購入した場合の比較だけでなく、セットアップ方法、日本語でキーボード入力や画面表示をする方法、日本からパソコンを配送する際の費用など、網羅的に解説しています。

また、ニュージーランドで生活する上での「住む場所」「仕事」「食べ物」「移動」などについても、実体験に基づいて役立つ情報を発信しているので、よかったらそちらの記事もご覧ください。(後日、作成予定)