ニュージーランドのファームジョブで月60万円稼いだ経験から、ニュージーランドのファームジョブで稼ぐ方法について解説します。
「出稼ぎワーホリ」という言葉が増えてきて、ワーホリに行くと稼げるという印象を持たれている方もいらっしゃると思います。
しかし、現実的にはファームジョブで稼げる人もいれば、あまり稼げずにシーズンを終えてしまう人もいます。
そして、ボク自身も、そのどちらも経験しました。
そこで、この記事では、ニュージーランドのファームジョブで月60万円稼げた経験、あまり稼げなかった経験から、ニュージーランドのファームジョブで稼ぐ方法について解説します。
①ファームジョブで月60万円稼げた理由
ボク自身がファームジョブで月60万円稼げたのは、パックハウスで働いていた時です。
ボクがいた職場は、
・チェリー(さくらんぼ)
・ピーチ(桃)
などを生産しているファームの中にあるパックハウスで、
チェリーやピーチのクオリティチェックをして、
腐っていたり、傷がないものは、箱に入れていく作業を主にしていました。
(gradingと呼ばれる仕事です)
肉体的には全くきつくなく、ほぼ最低賃金のNZ$23.1でやっていましたが、天候に左右されることなく、基本的には月~土曜日の7:00~16:30の勤務、忙しい時には日曜日の午前中も勤務ができたので、かなり稼ぐことができました。
こちらが1週間の給料明細(PaySlip)です。
この週は、週6日間働いて、
税抜き前がNZ$1631.32(14.6万円)で、
手取りがNZ$1242.65(11.1万円)でした。
②ピッキングなどのファームジョブが稼げない理由
パックハウスの仕事以外にも、
・キウイフルーツピッキング
・キウイフルーツシニング
・ストロベリーピッキング
・アップルシニング
・アップルプルーニング
・ブルーベリーピッキング
の仕事をしてきましたが、
天候に左右されて、給料が安定しなかったことが多かったです。
たとえば、アップルシニングの仕事をしていた時は、
雨が降った日とその前後でスプレーをかける関係で、
平均すると週3日程度しか働けませんでした。
キウイフルーツピッキングは稼げると言われていますが、ボクがピッキングをした2023年の4~6月までの中で、5月は1週間ずっと雨が降り続くなどの悪天候で、特に5月はほとんど働くことができず、給料が安定しませんでした。
ちなみに、タウランガやテプケなどのキウイフルーツピッキングの仕事は、雨が降らなければ仕事をする会社が多いので、天候さえよければ週7で働くことができ、1週間でNZ$1000(約9万円)ほど稼ぐことはできました。
③ファームジョブの探し方
ここまでの話から、ファームジョブとしてのイメージが強い、屋外でのピッキングなどの仕事よりも、屋内のパックハウスでの仕事の方が、天候に左右されることなく、安定して稼げるという話をしました。
このようなパックハウスでの仕事の探し方ですが、基本的には
・backpackerboard
・PickNZ
・Facebookグループ
を使います。
⑴backpackerboardを使ったパックハウスの仕事の探し方
「https://www.backpackerboard.co.nz/」でbackpackerboardのWebサイトに移動します。
上部タブ「jobs」の中の「Fruit Picking & Packhouse Jobs」を選択します。
2023年12月30日時点だと、2件のパックハウスの仕事がヒットしました。
右にある「Apply」をクリックすると申し込みページに移動できます。
※電話番号や住所が書いてあれば、直接SMSでメッセージがおすすめ
今回の求人ページには電話番号や住所の記載はありませんでしたが、たまに書かれている場合もあります。
backpackerboardの申し込みフォームから申し込む場合は、返事が来ないことも多いため、電話番号を使ったSMSや直接の訪問の方が返事をもらえる確率が上がります。
また、今回のように、電話番号や住所の記載がない場合でも、Campany(会社名)を検索することで、電話番号や住所が特定できる場合もあるので、もしもなかなか仕事が見つからなくて困っている場合には、試してみましょう。
⑵PickNZ
「https://www.picknz.co.nz/」でPickNZのWebサイトに移動します。
・キーワード
・仕事の種類
・地域
を選択します。
今回はキーワードの部分に「Pack House」と入れて、検索します。
パックハウスの仕事の一覧が出ます。
会社名をクリックすると、詳細情報を見ることができます。
申し込みは、詳細情報の最後の方にあるオンラインの応募フォームに移動して申し込む場合や、記載されたメールアドレスにメールを送る場合などがあります。
PickNZの場合は、基本的には住所が表示されるため、可能であれば訪問するのがおすすめです。
また、全ての会社を訪問することは難しいと思うので、住んでいる地域から近い会社は直接訪問して、遠方の場合はオンラインで応募するという方法を取るのも一つの方法です。
⑶Facebookグループ
ボクのハウスメイトの何人かは、ニュージーランドのファームジョブ関係のFacebookグループに入っていて、そこから屋内のストロベリーの仕事をしている人がいました。
ボクの場合は、以下の3つのグループに入って、求人情報を収集していました。
※③は日本人コミュニティ
●Fruit Picking Jobs in New Zealand ●Fruit Picking Jobs in New Zealand (for Backpackers) ●ニュージーワークス ニュージーランドの仕事・求人情報グループ
ただ、①と②は詳細情報が載っていない求人情報が多く、煩雑な求人情報が多かったので、
・backpackerboard
・PickNZ
でなかなか見つからない場合に、使う程度がいいです。
また、③の「ニュージーワークス」は日本人コミュニティですが、
ジャパレス以外にも、ファームやパックハウスの仕事のタイミングによっては求人情報があるので、こちらも仕事を探す際はグループに入るのもありです。
これらのFacebookグループの場合は、コメント欄でコメントをするか、直接メッセンジャーで個人に連絡をしましょう。
⑷宿泊先のハウスメイトに聞く
ファームジョブの求人がたくさんある地域のバックパッカーズ等に泊まると、同じ部屋や同じバックパッカーズに泊っている人の中にパックハウスで働いている人や、パックハウスで働いている人を知っている人に会う可能性もあります。
ボク自身も
・キウイフルーツピッキングをしていたテプケ(Te Puke)
・アップルやブルーベリーの仕事をしていたヘイスティングス(Hastings)
のバックパッカーズにいた時は、パックハウスで働いている人に会えました。
実際に働いている人に職場を教えてもらい、
紹介してもらったり、直接申し込みに行ったりすることで、
パックハウスの仕事を得ることもできます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
この記事では、ニュージーランドのファームジョブで月60万円稼いだ経験から、ニュージーランドのファームジョブで稼ぐ方法について解説しました。
まとめると、
ピッキングなどの外仕事よりも、パックハウスなどの屋内の仕事の方が安定的に稼ぐことができる。
パックハウスの探し方としては
・backpackerboard
・PickNZ
・Facebookグループ
・宿泊先のハウスメイトに聞く
という方法で探せるということを
紹介しました。
ぜひこれらを参考にして、パックハウスの仕事で月60万円以上の収入を目指してみましょう。