ニュージーランドのスーパーで一番安く食材を買えるのはどこなのかについて、実際に2023年の冬時点での価格に基づいて解説します。
ニュージーランドにワーホリや留学などで長期滞在する場合は、物価が高いことから、スーパーで食材を買ってきて、自炊をする方がほとんどです。
そんな物価が高いと言われるニュージーランドで、自炊をしようと思っているけど、
どこで買ったら一番安いのか知りたい。
具体的に良く自炊で使われる食材の値段が知りたい。
という方の疑問に、2023年の冬時点の各スーパーの価格を基に答えていきます。
①ニュージーランドにある主要なスーパーマーケット
ニュージーランドには主要なスーパーとして、
・countdown
・New World
・PAKn’SAVE
があります。
countdown
New World
PAKn’SAVE
一般的に
・countdown…最大手スーパー
・New World…おしゃれでやや高め
・PAKn’SAVE…格安スーパー
と言われていますが、場所によっては、countdownしかない、PAKn’SAVEがないといった場合も珍しくありません。
また、地域によっては、主要スーパーがなく、「FOUR SQUARE」という小型スーパーのみのところもあります。
FOUR SQUARE
そこで今回は
・countdown
・New World
・PAKn’SAVE
・FOUR SQUARE
の4つのスーパーマーケットの食材の価格を比較していきます。
②自炊生活で必須の食材10品の価格を比較
さて、食材を比較する言っても、たくさんの食品、商品が売られているため、今回は自炊生活で、おそらくほとんどの人が使うであろう定番の食品10品に絞って比較します。
⑴パン20枚
⑵スパゲッティ500g
⑶卵12個
⑷ラム肉2切れ
⑸鯛 2切れ
⑹ツナ缶3缶
⑺冷凍野菜ミックス1kg
⑻ほうれん草
⑼りんご1個あたり
⑽バナナ1本あたり
⑴食パン
<countdown>
19枚入りでNZ$2.20
→1枚あたりNZ$0.12
<New World>
19枚入りでNZ$1.49
→1枚あたりNZ$0.08
<PAKn’SAVE>
19枚入りでNZ$1.49
→1枚あたりNZ$0.08
<FOUR SQUARE>
19枚入りでNZ$1.69
→1枚あたりNZ$0.09
安い食パンであれば、1枚10円以下で食べれる場合が多く、特にNew WorldとPAKn’SAVEが最も安かったです。
⑵パスタ
<countdown>
500g(4食)でNZ$2.70
→125g(1食)あたりNZ$0.675
<New World>
500g(4食)でNZ$2.79
→125g(1食)あたりNZ$0.70
<PAKn’SAVE>
500g(4食)でNZ$2.09
→125g(1食)あたりNZ$0.52
<FOUR SQUARE>
500g(4食)でNZ$2.99
→125g(1食)あたりNZ$0.75
パスタは1食(一人分)あたり60円ほどで食べることができ、PAKn’SAVEが最も安かったです。
⑶卵
<countdown>
10個でNZ$9.7
→1個あたりNZ$0.97
<New World>
10個でNZ$8.49
→1個あたりNZ$0.85
<PAKn’SAVE>
10個でNZ$9.5
→1個あたりNZ$0.95
<FOUR SQUARE>
10個でNZ$8.99
→1個あたりNZ$0.90
卵は1個あたり80円ほどで買うことができ、New WorldとPAKn’SAVEが最も安かったです。
⑷ラム肉
<countdown>
2切れでNZ$5.13
→1切れ(1食)あたりNZ$2.57
<New World>
2切れでNZ$5.71
→1切れ(1食)あたりNZ$2.86
<PAKn’SAVE>
2切れでNZ$4.42
→1切れ(1食)あたりNZ$2.21
<FOUR SQUARE>
ラム肉が置いてなかったため、こちらの豚肉で代用します。
おそらくNZ$8.2で3食分くらいでいけそうなので、
1食あたりNZ$2.73
ただし、肉はこれとベーコンくらいしかなかったので、種類は少ないです。
ラム肉は1食(1切れ)あたり200~250円ほどで買うことができ、PAKn’SAVEが最も安かったです。
⑸白身魚(鯛など)
<countdown>
2切れでNZ$8.33
→1切れ(1食)あたりNZ$4.17
<New World>
2切れでNZ$5.54
→1切れ(1食)あたりNZ$2.77
<PAKn’SAVE>
2切れでNZ$5.28
→1切れ(1食)あたりNZ$2.64
<FOUR SQUARE>
なし
白身魚は1食(1切れ)あたり250~350円ほどで買うことができ、PAKn’SAVEが最も安かったです。
⑹ツナ缶
<countdown>
3缶でNZ$4.98
→1缶(1食)あたりNZ$1.66
<New World>
1缶(1食分)でNZ$2.29
<PAKn’SAVE>
4缶でNZ$6.00
→1缶(1食)あたりNZ$1.50
<FOUR SQUARE>
1缶(1食分)でNZ$2.69
ツナ缶は1缶あたり130~230円ほどで買うことができ、PAKn’SAVEが最も安かったです。
⑺冷凍野菜ミックス
<countdown>
1kgでNZ$5.5
→100g(1食)あたりNZ$0.55
<New World>
1kgでNZ$2.49
→100g(1食)あたりNZ$0.25
<PAKn’SAVE>
1kgでNZ$5.19
→100g(1食)あたりNZ$0.52
<FOUR SQUARE>
価格表記なし。
他のスーパーにあるブロッコリーやにんじん、細長い野菜の入った冷凍野菜ミックスは置いてありませんでした。
冷凍野菜ミックスは1食(100g)あたり20~50円ほどで買うことができ、New Worldが最も安かったです。
⑻ほうれん草
<countdown>
120gでNZ$4.4
→30g(1食)あたりNZ$1.1
<New World>
基本的にはNew Worldにもほうれん草は毎日置いてありますが、たまたま撮影した日にはなかったので、写真は代用品のメスクランサラダ(ベビーリーフ)(NZ$3.49)。前回来店時のほうれん草は、
120gでNZ$4.2
→30g(1食)あたりNZ$1.05
できる限り同じ食品で比較したいので、今回はこの数字を使います。
<PAKn’SAVE>
120gでNZ$4.49
→30g(1食)あたりNZ$1.12
<FOUR SQUARE>
FOUR SQUAREには、ほうれん草もメスクランサラダ(ベビーリーフ)もなく、キャベツは売っていました。
ほうれん草は1食(30g)あたり100円ほどで買うことができ、New Worldが最も安かったです。
⑼りんご
<countdown>
12個でNZ$4.5
→1個あたりNZ$0.375
<New World>
12個でNZ$6.49
→1個あたりNZ$0.54
<PAKn’SAVE>
12個でNZ$6.99
→1個あたりNZ$0.58
<FOUR SQUARE>
12個でNZ$6.99
→1個あたりNZ$0.58
りんごは1個あたり30~50円ほどで買うことができ、countdownが最も安かったです。
⑽バナナ
<countdown>
1㎏でNZ$3.79
→1本(200g)あたりNZ$0.76
<New World>
1㎏でNZ$3.49
→1本(200g)あたりNZ$0.70
<PAKn’SAVE>
1㎏でNZ$3.49
→1本(200g)あたりNZ$0.70
<FOUR SQUARE>
1㎏でNZ$3.49
→1本(200g)あたりNZ$0.70
バナナは1本(200g)あたり60円ほどで買うことができ、New WorldとPAKn’SAVEとFOUR SQUAREが最も安かったです。
これらの10個の食品で、最安値の食品数、最高値の食品数がそれぞれのスーパーでいくつかあったのかを表にしてました。
こうして見ると、やはりPAKn’SAVEが最も安く購入できる可能性が高いですが、意外にもNew Worldでも安く買えることが分かります。
また、ボク自身はcountdownしか近くになかったことが多かったため、countdownをよく利用していましたが、ポイントカードを使って、メンバー割引でより安く購入したりもしていました。
そういったことも踏まえると、買うスーパーによって致命的にお金が無くなってしまうわけではないので、無理のない範囲で、このあたりの価格帯を参考にして買い物をすることをおすすめします。
③安くて簡単にできる自炊レシピ
これら10個の食品でどのように自炊をしていたのか、とある1日の食事メニューを紹介します
朝
【準備するもの】
パン2枚
ツナ缶1缶
ほうれん草1/4袋
【作り方】
パンにツナ缶とほうれん草を挟む
【費用目安】
NZ$2.94(約250円)
【調理時間の目安】
5分
昼
【準備するもの】
パスタ1/4袋
パスタ用トマトソース 1/4瓶
冷凍野菜ミックス1/10袋
ほうれん草1/4袋
【作り方】
⑴鍋にお湯を入れる(パスタの麺が全て浸かる量)
⑵パスタの袋に書いてある時間、麺を茹でる(多くは10分程度)
⑶冷凍野菜ミックスを、オリーブオイルを引いたフライパンで5分程度焼く
⑷5分ほど経った後、ほうれん草とパスタ用トマトソースを⑶に入れる
⑸茹でた麺を⑷に入れて、1~2分ほど混ぜる
【費用目安】
NZ$3.23(約274円)
【調理時間の目安】
15分
夜
【準備するもの】
パン2枚
肉(ラムなど)1切れ
冷凍野菜ミックス1/10袋
ほうれん草1/4袋
【作り方】
⑴肉(ラムなど)を電子レンジで2~3分加熱する(中身に火が通っていなければ、追加で加熱する)
※フライパンだけでも調理できますが、電子レンジで加熱した方が中まで火が通るのが速い
⑵加熱したら肉(ラムなど)と冷凍野菜ミックスを、オリーブオイルを引いたフライパンで5分程度焼く
⑶完成する1分前でほうれん草を入れる
⑷お好みで、調味料(GARLIC & HARBやTUSCAN)を足す
【費用目安】
NZ$4.77(約405円)
【調理時間の目安】
15分
こんな感じで、10個の食材を使って、サクッと栄養バランスのあるおいしいごはんが作れます。
1日分は分かったけど、1週間分のメニューも知りたいという方は、こちらの詳細記事をご覧ください。
詳細記事の方では、1日1000円以下の予算で自炊初心者でも15分以内で作れる1週間分の自炊レシピを紹介しています。
④補足
買い方や買い物のルールについても説明しておきます。
⑴スーパーは入口と出口で一方通行
日本の多くのスーパーやコンビニのように、出入口が一緒になっていない場合が多く、買うつもりはないけど、ちょっと軽く見てみようと思って入ってみると、レジを通過しなきゃ出られないということもあるので、ある程度買うものがあるかどうかを決めてから入ることをおすすめします。
もちろん本当に買いたいものがなかった場合は、レジの方から何も買わずにでることもできます。
⑵買い物袋は有料だけど1ドル以下で何度も使える
日本でもレジ袋が有料化されてきていますが、ニュージーランドでもかなり徹底されています。
日本だと10円ほどでビニル袋を買うことができますがニュージーランドの場合は布でできた買い物袋をNZ$1以下で買うことになります。
日本のように10円ほどで買うことはできないですが、何度も使える素材なので、1枚買っておくのもありだと思います。
⑶大きな店舗では自動レジもあるけど、地方だと自動レジがない所も多い
大きな店舗だと自動レジがありますが田舎の小さなスーパーだと、自動レジがなく、タイミングによっては並ぶ必要があります。
⑷ポイントカードを持っているとお得に買えるものがある
ニュージーランドの主要スーパーである
・countdown
・New World
・PAKn’SAVE
には、それぞれポイントカードがあります。
ですので、これらのポイントカードで割引をうまく使うと、よりお得に買うことができます。
また、基本的にポイントカードはお店に置いてあり、特に個人情報を登録してなくても、カードを提示して割引できたりするので、特定のスーパーに通う場合は作ることをおすすめします。
ニュージーランドのスーパーで一番安く食材を買えるのはどこなのかについて、実際に2023年の冬時点での価格に基づいて解説しました。
今回の調べでは、
・PAKn’SAVE
・New World
で比較的ほかのスーパーよりも安く買える場合が多かったですが、実際に値段は時期や日によってかなり変動があるので、あくまで一つの参考にしてもらえたらと思います。
また、ボク自身は主にcountdownで食材を購入していましたが、1週間分のレシピを決めて、まとめ買いをして、1日1000円以下の予算で、栄養バランスを考えた食事をとっていました。
もし、初めての海外生活で、どうやって自炊したらいいか分からないという方は、ニュージーランドの自炊のコツと1週間の自炊メニューについての詳細記事をご覧ください。
また、当サイトでは
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☑出発前に準備すべきこと(現在作成中)
☑現地での必要な手続き
☑NZ生活の攻略法(家探し、仕事探し、節約術、自炊方法など)
についての情報をまとめているので、これからニュージーランドのワーホリに行く予定の方は併せてご覧ください。